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■日本農業新聞2009年1月22日(木)版社会面より
ナガイモに抗インフルエンザウイルス活性成分があることが、弘前大学(青森県弘前市)や青森県工業総合研究センター、県環境保全センターなどとの共同研究で明らかになった。活性成分は、ある種のたんぱく質。試験管レベルで、ウイルスと1分間の接触で細胞への感染を抑制できる能力があることを確かめた。抗ウイルス活性を損なわない加工処理により、アイスクリームやガム、あめ、ドリンク剤といった加工食品や、除菌スプレーなどが実用化できるとみている。
ナガイモは、強壮効果やでんぷん消化作用などが期待できるなど、高い機能性を誇り、青森県の生産量は全国でもトップクラス。県が産業振興モデルとして力を入れている品目の1つ。
弘前大学とは県は、世界最大の感染症であるインフルエンザにテーマを絞り、ナガイモに含まれる抗ウイルス活性成分を特定。その加工法と併せて共同で特許を出願した。
インフルエンザは、いくつかの種類があり、どれかが毎年流行し、効果のあるワクチン選定も重要になっている。そこで世界共通のAソ連型、A香港型、B型で抗ウイルス活性を調べた。この3種類で、人に感染するインフルエンザウイルスの95%を占めるとされている。
抗ウイルス活性を示す機能性成分は、ディオスコリンというたんぱく質の一種。温室でも6ヶ月は安定し、凍結乾燥で機能を保持する。
また、熱処理でも60度で60分なら活性を維持していたので、加工処理による機能性の損失を、ある程度防ぐことも出来そうだ。 |
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