青森県ＪＡ女性組織協議会は６月16日、青森市の県農協会館で2023年度青森県ＪＡ女性大会と夏期研修会を開き、県内各ＪＡ女性部から約100人が参加した。同大会では、８月の東北・北海道地区ＪＡ女性組織リーダー研修会で県代表として発表するＪＡごしょつがる女性部三好支部の小野慶子さんが発表をお披露目。研修会では、県内出身で元南極観測隊調理隊員の渡貫淳子氏が自身の経験とフードロスをテーマに講演した。
小野さんは、女性部に入るきっかけや活動内容、今後の展望などを発表。本番と同じ10分という制限時間のなか、堂々と落ち着いた態度で発表した小野さんに、会場からは大きな拍手が起こった。
研修会で講師を務めた渡貫氏は八戸市出身。食料・水・電気などあらゆる面で制限が課せられ、現地にごみを捨てることすらできない南極での生活を通じて目覚めたフードロスへの考え方を、ユーモアのある語りで伝えた。きどらず自然体な渡貫氏の話に会場にいる全員が引き込まれ、充実した研修会となった。
Ｐ＝講演する渡貫氏