青森県立柏木農業高等学校は６月13日、同校果樹園で高密植リンゴの摘心・下垂誘引講習会を開いた。講習会には、同校生徒のほか、平川市密植栽培研究会、株式会社原田種苗従業員など約15人が参加した。
講習会では高密植栽培区の苗木74本（フェザー苗のトキ、ノンフェザー苗の宮美ふじ）について、芽の先端を摘み取る作業である摘心を行った後、同じ栽培区のフェザー苗について、側枝の伸長を抑制させる作業である下垂誘引を行った。下垂誘引の作業では指導を受けながら、手で枝を下垂し、紐を使って木に結ぶ作業を丁寧に行った。
同校では、今年度より４年にわたる高密植栽培の研究をスタートさせ、今回はその研究の一環。生物生産科２年の高橋海渡さんは「収穫のイメージはまだ湧かないが、自分たちが育てたリンゴを実食することで研究成果を実感してから、後輩に託したい」と話した。
Ｐ＝下垂誘引をする柏木農業高校の生徒