県農協青年部協議会は12月８日、青森市の県農協会館で第48回青森県ＪＡ青年大会を開き、県内青年部員ら約100人が参加した。
ＪＡ青年部組織活動実績発表ではＪＡ津軽みらい青年部常盤地区の古川英実さん、ＪＡ青年の主張発表ではＪＡゆうき青森耕種青年部の久保田大地さんが最優秀賞に輝いた。２人は１月24、25日の両日、秋田県で開かれる東北・北海道ブロックＪＡ青年大会に県代表として出場する。
古川さんは、青年部員の増加を図るため、現在の活動を仲間、地域貢献、環境保護、人材育成の４本柱で見直すとともに、新たに水稲種子の温湯消毒作業など５つの事業を実施した結果を発表。また各事業を行いながら部員募集を継続的に行った結果、部員数が10年間で10人から25人へ大幅に増えたことや、今後の目標を語った。
久保田さんは、東北町でナガイモやダイコンなどを生産している露地野菜農家。当初、農業をやるつもりはなかったが、営農大学校での農家研修で心を大きく動かされ就農を決意。その後も苦悩や葛藤をしながら日々成長し続けている現状を紹介。「歯を食いしばってやり遂げた時に初めて見える景色があり、それがまた自分の成長につながる」と語った。
なお優秀賞は次のとおり。
◇ＪＡ青年組織活動実績発表
▽優秀賞＝内條冴基（ＪＡ八戸青壮年部田子支部）
◇ＪＡ青年の主張発表
▽優秀賞＝齊藤雄太（ＪＡつがる弘前青年部千年第一支部）
同大会では全青協主催の「2023年度手づくり看板コンクール」「ＰＲ動画コンクール」の表彰も行った。入賞作品は次の通りで、全青協の同コンクールに推薦する。
◇手作り看板コンクール
▽最優秀賞＝ＪＡ十和田おいらせ青年部三本木支部
▽優秀賞＝ＪＡ十和田おいらせ青年部上北支部
▽優良賞＝ＪＡごしょつがる青年部
◇ＰＲ動画
▽最優秀賞＝ＪＡおいらせ青年部六戸地
▽「ちゃぐりん」８月号普及優良ＪＡ表彰＝ごしょつがる、相馬村、おいらせ
▽「家の光三誌」普及・活用優良団体表彰（ＪＡ女性部表彰）＝青森、ごしょつがる、つがる弘前、津軽みらい、十和田おいら　　せ、ゆうき青森、おいらせ、八戸
▽「家の光三誌」普及・活用優良団体表彰（ＪＡ青年部表彰）＝つがる弘前、津軽みらい、十和田おいらせ

Ｐ＝最優秀賞の古川さん㊨と久保田さん