青森県内の協同組合４団体（県生協連・県漁連・県森連・県中央会）で構成する「協同組合間提携青森県実行委員会」は、互いの事業についての相互理解を深める目的として、今年度より施設見学を実施した。初めてとなる第１弾はＪＡグループが担当し、４団体から９人が参加した。
　１か所目のＪＡつがる弘前河東地区りんご施設では、最初に施設の沿革や規模についてと、農家から搬入されたりんごを選果・箱詰め・出荷されるまでの一連の作業を行う選果機の処理能力について録画映像を交えて説明を受けた。その後、施設内を工程順にそれぞれの機械を見学、貯蔵する冷蔵庫ではマイナス５℃を体感した。また、作業員による手選別・手詰めの様子も見学し自動選別と手動選別の違いについて学んだ。
　２か所目のＪＡアオレンでは、事業の推移や加工技術、りんご果汁専用園地等についての説明を受け、ジュースの試飲を行った。その後、隣接する加工工場を見学した。
　参加者からは「県民であっても普段見学できない施設を見学できる機会をいただき感謝する」「技術向上の努力や事業展開について貴重な話を聞くことができ、充実した見学会だった」など感想を述べた。また、今回の見学会をきっかけに参加した団体とＪＡによる新たな企画が持ち上がるなど、協同組合間の連携を更に強めていく。
　
Ｐ＝説明するＪＡつがる弘前職員から説明をうける参加者ら