ＪＡグループ青森は新型コロナウイルス感染拡大の影響により経済的な影響を受けた学生を対象に県産米を贈る取り組みを２０２０年度より実施している。２２年度は県内１６の国公私立大学・短期大学を対象に県産米を贈っている。
　青森中央学院大学・青森中央短期大学で行った贈呈式ではＪＡ青森中央会の野呂文人農業対策部長が学生代表の同短期大学幼児保育学科２年の工藤雅さんに県産米「まっしぐら」２㎏などを手渡した。
　野呂部長は「農家が丹精込めて作ったお米を食べて勉学に励んでほしい」とし、工藤さんは「今回の支援は大変ありがたい。保育実習がこれから始まるため、園児に食の大切さを伝えたい」と述べた。
　ＪＡグループ青森では、２０年度に３１４５人、２１年度に５０７５人、２２年度は５３５０人に贈り、これまでに約３０トンの県産米を贈っている。
　今年度より青森県生活協同組合連合会も、協同組合間連携の一環として協力いただき、レトルトカレーと即席みそ汁を贈り、学生の食を支えている。
　
　Ｐ＝工藤さん（中）に県産米を贈呈する野呂農業対策部長（右）