ＪＡ青森中央会と青森県農協農政対策委員会は８月26日、青森県庁を訪問し、新型コロナウイルス感染症対策に関する要請を三村申吾県知事と森内之保留県議会議長に行った。

新型コロナウイルスの感染拡大および長期化に伴い、県産農畜産物の需要減退等の影響が出ていることから、県に対して諸対策を講じるよう要請した。

新型コロナウイルス感染症の影響の拡大・長期化に対応して、安全・安心な県産農畜産物の県外への販売促進対策に取組むとともに、県内における需要喚起の取組を講じることや食料自給率向上の取組を加速化する必要があるため、輸入農産物から県産農産物への切替を図り、市場に安定的に供給していくための支援策、肉用牛肥育農家の経営安定を図るため、県独自の上乗せ補てん等の支援策を講じることなど６項目を要請した。

三村知事は「感染拡大の防止に配慮しつつ、県内経済の好循環を取り戻すことに注力し、今後も青森県の強みである農業分野における対策強化に向けて、要請内容を踏まえて、適宜適切に対応していきたい」と応じた。