ＪＡ青森中央会は１月19日、青森市の県農協会館で採用後１年未満の職員を対象とした新採用フォロー研修会を開いた。県内７ＪＡ及び連合会から77人が参加。ＪＡ職員としての役割や、仕事での失敗の対処方法について学んだ。（一社）日本協同組合連携機構の西井賢悟主任研究員は、協同組合におけるＪＡ職員の役割について講義し、「現代の競争社会で生き残るためには、『組合員を基軸に考え、行動する』ことがＪＡ職員として大切。組合員の『わがＪＡ』という帰属意識が、株式会社にはない、ＪＡの競争力の源泉になる」と強調した。（株）セミナー東北の大竹辰也専任講師は、参加者同士で仕事の失敗について共有させた。新卒職員に起こりがちな仕事での失敗に対して「なぜなぜ」と問いを重ね、自分で考え続けることが重要。失敗の本質を分析し、失敗後の対処方法について説明した。
参加者は「協同組合は組合員があってこそ成り立っていることが認識できた」「ミスへの『なぜ』の振り返りは仕事でも私生活でも役立ちそうだ」と感想を述べた。ＪＡ青森中央会の秋田弘行部長は「今回の研修を受講することで、皆さんの職場で活かしてもらえば」と述べた。